
こんにちは、ダイスケです。
コーヒー産地の中でも特に生産量が多いのが、南米大陸です。
今回は、南米のコーヒー産地とその特徴に関して解説していきます。
なお、南米以外の地域についてまとめた記事もございますので、ぜひ、ご覧下さい。
>> 【大陸別に解説】コーヒーの産地は80カ国以上!特徴をご紹介【ランキングもあるよ】
それでは、解説していきます。
ちょっとだけ自己紹介
※記事の信頼性を保つために記載しています。
※少し長いので、ここは読み飛ばしてもらっても構いません。
自己紹介として、私とコーヒーの関わりについてお話します。
コーヒーにはまったのは、新卒の2014年頃。
それまでは、「ただの苦いだけの飲み物」としか思っていませんでした。
しかし、会社員になって家の近くのカフェでお茶したり、仕事したりする機会が増えてコーヒーを飲む機会が増えました。
あとは、当時セブンカフェのようなサービスが普及し始めたのも、同じような時期だったと思います。
今まで避けてきたコーヒーを改めて味わってみたら、
「あれ、意外と美味しいぞ!?」
と思ったのがきっかけです。
それから、コーヒーの魅力にとらわれてしまいました。
そして現在は、ほぼ毎日3〜4杯を欠かさず飲んでいます。
ただ、本格的にコーヒーを勉強し始めたのは2019年に入ってからです。
自分だけのお気に入りのコーヒーを探すべく、勉強している次第です。
続いて、記事の信頼性についてお話します。
ネット情報ですと、あまり信頼性の面で薄くなると感じています。
なので、記事の内容は本や雑誌、実際に自分で体験した情報をメインに載せています。
※どうしても調査できないものは、一部ネット情報を引用しています。
まだまだコーヒー素人の身ではありますが、記事の信頼性担保になれば幸いです。
【南米編】コーヒーの産地と特徴について徹底解説します

南米にスポットを当てて、コーヒーの産地と特徴についてご紹介します。
以下の、主要6カ国についてご紹介していきますよ。

- エクアドル
- コロンビア
- ブラジル
- ペルー
- ベネズエラ
- ボリビア
それでは、解説していきます。
【南米編】コーヒーの産地①:「エクアドル」

- 国名:エクアドル共和国
- 首都:キト
- 人口:約1,600万人(2017年)
- コーヒー生産量:約4,056トン(2013年、世界第3位)
- 主な品種:ティピカ、カトゥーラ、ブルボン、ロブスタ
- 味わい:しっかりした酸味と甘み、複雑な味わい
エクアドル産コーヒーは、生産量の約4割がロブスタ種です。
ロブスタ種は品質が劣るので、輸出されるコーヒーはインスタントコーヒーになるのがほとんどです。
しかし、近年は世界的なトレンドに沿って、スペシャルティコーヒー産業が活発化しつつあります。
エクアドル領のガラパゴス諸島では、標高が低いにも関わらずその独自の環境から、コーヒーに適した気候条件が揃っています。
上品で、高品質なコーヒーとして注目されつつありますね。
【南米編】コーヒーの産地②:「コロンビア」

- 国名:コロンビア共和国
- 首都:ボゴタ
- 人口:約4,900万人(2017年)
- コーヒー生産量:約65万4,000トン(2013年)
- 主な品種:ティピカ、カトゥーラ、カスティージョ
- 味わい:苦味・酸味・甘みのバランスが良く、まろやか
コーヒー生産量が世界第3位の、コロンビア。
1927年にコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)が設立されて以来、生産から流通に伴うコーヒーの品質管理を一手に引き受け、品質が格段に良くなりました。
この辺りについては、生産量第3位!コロンビアコーヒーの歴史を紐解く【味の特徴も解説】で詳しく解説しています。
小規模農園が多く、手詰みで丁寧に収穫されたコロンビアコーヒーは、高品質で人気が高いですよ。
【南米編】コーヒーの産地③:「ブラジル」

- 国名:ブラジル連邦共和国
- 首都:ブラジリア
- 人口:約2億人(2017年)
- コーヒー生産量:約285万2,640トン(2013年、世界第1位)
- 主な品種:ブルボン、ムンドノーボ、カトゥアイ、ロブスタ
- 味わい:コクがありすっきりした甘みがある、バランスの良い味わい
コーヒー生産量第1位の、トップランカーです。
特徴は、大規模農園で機械を使って生産する農家が多いことですね。
ブラジルは輸出量が多い分、品質が低い豆もあります。
しかし、スペシャルティコーヒーの生産にも力を入れる農園も多いですよ。
ブラジルとコーヒーの歴史に関しては、【コーヒーの歴史】150年間無敗の生産大国ブラジルに迫る!の記事もおすすめなので、ぜひチェックしてみて下さいね。
【南米編】コーヒーの産地④:「ペルー」

- 国名:ペルー共和国
- 首都:リマ
- 人口:約3,200万人(2017年)
- コーヒー生産量:約25万2,000トン(2013年)
- 主な品種:ティピカ、ブルボン、カトゥーラ
- 味わい:濃厚で甘みがある、雑味が少ない
ペルーは、フェアトレード認証を受けたコーヒーを中心に輸出しています。
>> 【5分解説】フェアトレードコーヒーとは?【スタバで買える!】
世界有数のコーヒー生産国である一方で、品質面はというとあまり芳しくないのが現状です。
インフラが整っていないことで、精製過程で時間がかかってしまうことが背景にあります。
また、有機栽培が盛んでオーガニックコーヒーの生産も行われていますよ。
その分、サビ病などの病気が発生しやすいのが難点ですね。
【南米編】コーヒーの産地⑤:「ベネズエラ」

- 国名:ベネズエラ・ボリバル共和国
- 首都:カラカス
- 人口:約3,200万人(2017年)
- コーヒー生産量:約5万4,000トン(2013年)
- 主な品種:ティピカ、ブルボン、ムンドノーボ
- 味わい:甘みが強く、酸味は控えめ
ベネズエラは、もともと19世紀〜20世紀初頭までコーヒー大国でした。
特に19世紀ごろは、世界の3分の1ほどのコーヒーを生産するほどの大国だったのです。
しかし、近年は政府による規制によって生産量は減り、国内で消費する分は他国から輸入するほど、落ち込んでしまいました。
現在は、徐々に回復しつつあります。
栽培条件に関しては、標高が低いこともあって品質はさほど高くありません。
【南米編】コーヒーの産地⑥:「ボリビア」

- 国名:ボリビア多民族国
- 首都:スクレ
- 人口:約1,100万人(2017年)
- コーヒー生産量:約6,000トン
- 主な品種:ティピカ、カトゥーラ
- 味わい:甘くすっきりした味わい
ボリビアは標高3000m級の高地が多く、コーヒー栽培においてかなり恵まれた環境にある国です。
しかし、生産量は年々下がっているんです。
背景には、麻薬の原料となるコカの栽培が盛んなことにあります。
価格の変動が少ないことから、コーヒー農家がコカ栽培に流れているのです。
インフラ面でもまだまだ整っておらず、生産量の減少は止まりません。
スペシャルティコーヒー生産に意欲的な農家の方たちも、徐々にコカ栽培にシフトしてしまう現状があります。
南米はコーヒーの一大生産地!一方で生産量減少も

コーヒーの産地について、南米にスポットを当ててご紹介しました。
ブラジルやコロンビアを始めとする生産量トップを誇る国がある一方で、コーヒー生産が衰退している国もあります。
どうやってコーヒー生産を上方修正できるかが、今後の課題ですね。
最後に追記として、他の地域についても解説した記事もあります。
気になる方はぜひチェックしてみて下さいね。
>> 【大陸別に解説】コーヒーの産地は80カ国以上!特徴をご紹介【ランキングもあるよ】
それでは、以上です。