「コロンビアにおけるコーヒーの歴史が知りたい。」
「ついでに、コロンビアで生産されるコーヒーの特徴について知りたいな。」
こういった疑問にお答えします。
ちなみに、コロンビアを含む南米諸国のコーヒー産地について解説した記事もございますので、ぜひ合わせてチェックしてみて下さいね。
>> 【南米編】コーヒーの産地と特徴について徹底解説【主要6カ国を紹介】
それでは、解説します。
ちょっとだけ自己紹介
※記事の信頼性を保つために記載しています。
※少し長いので、ここは読み飛ばしてもらっても構いません。
自己紹介として、私とコーヒーの関わりについてお話します。
コーヒーにはまったのは、新卒の2014年頃。
それまでは、「ただの苦いだけの飲み物」としか思っていませんでした。
しかし、会社員になって家の近くのカフェでお茶したり、仕事したりする機会が増えてコーヒーを飲む機会が増えました。
あとは、当時セブンカフェのようなサービスが普及し始めたのも、同じような時期だったと思います。
今まで避けてきたコーヒーを改めて味わってみたら、
「あれ、意外と美味しいぞ!?」
と思ったのがきっかけです。
それから、コーヒーの魅力にとらわれてしまいました。
そして現在は、ほぼ毎日3〜4杯を欠かさず飲んでいます。
ただ、本格的にコーヒーを勉強し始めたのは2019年に入ってからです。
自分だけのお気に入りのコーヒーを探すべく、勉強している次第です。
続いて、記事の信頼性についてお話します。
ネット情報ですと、あまり信頼性の面で薄くなると感じています。
なので、記事の内容は本や雑誌、実際に自分で体験した情報をメインに載せています。
※どうしても調査できないものは、一部ネット情報を引用しています。
まだまだコーヒー素人の身ではありますが、記事の信頼性担保になれば幸いです。
生産量第3位!コロンビアコーヒーの歴史を紐解く
コロンビアのコーヒーは、世界的に人気で生産量も多いです。
こちらでは、そんなコロンビアがコーヒーと関わるようになった歴史について、紐解いていきます。
概要
- 国名:コロンビア共和国
- 首都:ボゴタ
- 人口:約4800万人
- 言語:スペイン語
- コーヒー生産量:年間約870000トン
- 収穫時期:10〜2月、4〜6月の2回
- 主な品種:ティピカ、カトゥーラ、カスティージョ
コロンビアについての概要は、ざっくりと以上です。
2018年のサッカーロシアW杯で、日本と対戦した国としても有名ですよね。
コロンビアは世界第3位の生産国
コロンビアは、世界のコーヒー生産量のうち、じつに1割を占めるコーヒー大国です。
日本国内においても、コーヒー輸入量はブラジル、ベトナムに次いで第3位の生産量を誇ります。
ちなみに、水洗式(ウォッシュド)アラビカ種の生産に関して言えば、コロンビアは世界一の生産量を誇ります。
そんな世界のコーヒー生産を牽引するコロンビアが、コーヒーを栽培するに至ったのは18世紀にさかのぼります。
18世紀にイエズス会が持ち込んだ
初めてコロンビアにコーヒーが持ち込まれたのは、1723年だといわれています。
当時、イエズス会がコーヒーを持ち込んだとされています。
その後、徐々にコーヒーが普及していきました。
20世紀初頭に入る頃には、コロンビアの輸出品目として上位に入るほど、コーヒーは一般に普及しました。
FNCの設立
1927年になると、コロンビアコーヒー生産者連合会、通称FNCが発足されました。
この団体はNGO団体で、コロンビアコーヒーの生産から流通に関わる品質管理を担保する組織です。
これによって、コロンビアコーヒーの品質は以前よりもかなり高くなりました。
フアン・バルデス
1958年には、コロンビアコーヒーのブランディングを高めるキャラクターが登場しました。
それは、「フアン・バルデス」という農家の男性を表したキャラです。
バルデスと彼の飼っているラバが、コロンビアコーヒーのパッケージなどに採用されたことで、商品への付加価値をもたらしているのです。
コーヒー産業はインフラにも影響を与える
そして現在、FNCはコロンビア国内の他の産業にも影響を与えています。
FNCは巨大で潤沢の資金力を生かして国内のインフラ整備を行ったり、成長産業への投資事業なども行っているんですよ。
コーヒー生産量を高めるための活動も行っていますが、品質が低くなることを懸念している人々との衝突もあります。
それほど、コロンビアにおけるコーヒーとの関わりは、現在非常に強く残っているということなんですね。
コロンビアにおける、コーヒーの歴史については以上です。
次の章では、コロンビアコーヒーの特徴について解説していきます。
コロンビアコーヒーの特徴とは
こちらでは、コロンビア産コーヒーの特徴について解説していきます。
人気銘柄として人気の高い一品が揃っているので、世界中で愛されていますよ。
様々なフレーバーを楽しめる
コロンビアコーヒーの特徴は、じつに様々な香りを楽しむことができることなんです。
チョコレートのような甘い香りがするものもあれば、イチゴジャムのようなフルーティな香りがするものまであります。
地域によって多彩なので、飽きのこない楽しさがありますね。
濃厚でまろやかな甘み
味わいは、とてもまろやかです。
苦味・酸味・甘みのバランスも良いので、ブラジル産コーヒーが好きな方は同じように好きになれるはずですよ。
コロンビアには3つの山脈があり、各地によって環境は多岐に富んでいます。
厳しい自然環境の中で育つコーヒー豆は、まさに一級品ですよ。
おすすめの栽培地域
特におすすめのコロンビアコーヒーは、ウイラとナリーニョ産です。
ウイラは、コロンビアの南西部にあり、コーヒーの栽培条件がとても良い地域です。
フルーティーな香りを味わいたいなら、ウイラがおすすめですよ。
ナリーニョは、ウイラの南西に位置する地域です。
赤道に近い地域で、コーヒーの栽培条件もベストな環境です。
コロンビアの中でも、特に品質が高いことで有名ですね。
この2つの地域のコーヒーと出会えたら、ぜひ飲んで味わってみると良いですよ。
特定銘柄「コロンビアスプレモ」
「スプレモ」という言葉を、耳にしたことはありませんか?
これはコロンビアで生産されたコーヒー豆の中でも、格付けの高い豆に名付けられる名称です。
スプレモは、スペイン語で「最高級」を意味します。
正確に言うと、「コロンビアスプレモ」といい、特定銘柄として品質が担保されています。
>> コーヒーの銘柄一覧!特徴も解説します!【最高級銘柄はどれだ!?】
「コロンビアスプレモ」として認証される条件は、以下です。
コロンビアで生産されたアラビカ種コーヒー豆で、同国輸出規格に基づくスプレモ
コロンビアコーヒーをぜひ味わって深い歴史に触れてみては
以上、コロンビアにおけるコーヒーの歴史と、コロンビア産コーヒーの特徴についてご紹介しました。
コーヒーとの関わりが深いコロンビアは、豆の品質がまさに一級品です。
FNCという組織の中で品質を徹底された豆は、ぜひ試す価値ありですよ。
ぜひ興味があれば、多彩な香りと濃厚な味わいを楽しんでみて下さいね。
最後に追記として、コロンビアを含む南米諸国のコーヒー産地をまとめた記事をご紹介します。
>> 【南米編】コーヒーの産地と特徴について徹底解説【主要6カ国を紹介】
南米は、コーヒー生産を牽引する国が様々で、非常に魅力にあふれていますよ。
それでは、以上です。