『コーヒー × IT』で人生を豊かにする。

daisukeblog

コーヒー コーヒーその他

【生産量第4位】インドネシアのコーヒーは「マンデリン」だけじゃない!【世界一高価なコーヒーあり】

投稿日:2019-07-15 更新日:



「インドネシアのコーヒーについて知りたい!」

「インドネシアのコーヒーって、どんな味わいなんだろう?」

「ついでに、インドネシア式のコーヒーの飲み方について知りたい!」


こういった疑問にお答えします。

ちょっとだけ自己紹介



※記事の信頼性を保つために記載しています。
※少し長いので、ここは読み飛ばしてもらっても構いません。



自己紹介として、私とコーヒーの関わりについてお話します。


コーヒーにはまったのは、新卒の2014年頃。

それまでは、「ただの苦いだけの飲み物」としか思っていませんでした。

しかし、会社員になって家の近くのカフェでお茶したり、仕事したりする機会が増えてコーヒーを飲む機会が増えました。

あとは、当時セブンカフェのようなサービスが普及し始めたのも、同じような時期だったと思います。


今まで避けてきたコーヒーを改めて味わってみたら、

「あれ、意外と美味しいぞ!?」

と思ったのがきっかけです。


それから、コーヒーの魅力にとらわれてしまいました。

そして現在は、ほぼ毎日3〜4杯を欠かさず飲んでいます。


ただ、本格的にコーヒーを勉強し始めたのは2019年に入ってからです。

自分だけのお気に入りのコーヒーを探すべく、勉強している次第です。


続いて、記事の信頼性についてお話します。


ネット情報ですと、あまり信頼性の面で薄くなると感じています。

なので、記事の内容は本や雑誌、実際に自分で体験した情報をメインに載せています。

※どうしても調査できないものは、一部ネット情報を引用しています。


まだまだコーヒー素人の身ではありますが、記事の信頼性担保になれば幸いです。

インドネシアのコーヒーは「マンデリン」だけじゃない!【世界一高価なコーヒーあり】



「インドネシアのコーヒーといえば?」と聞かれて、パッと思いつくのは「マンデリン」あたりだと思います。


しかし、マンデリンだけではなく、インドネシアは島ごとに様々なコーヒーを生産しているんですよ。

インドネシアの概要



まずは、インドネシアの概要について。

  • 国名:インドネシア共和国
  • 首都:ジャカルタ
  • 人口:約2億6,000万人(2017年)
  • コーヒー生産量:約70万トン(2013年)
  • 主な品種:ティピカ、アテン、ロブスタ、S795


コーヒー生産量はブラジル、ベトナム、コロンビアに次いで世界第4位です。

アジア圏の中でも、屈指のコーヒー大国なんですよ。

インドネシアといえば「マンデリン」



インドネシアのコーヒーといえば、世界的にも人気の銘柄「マンデリン(Mandeline)」が代表的です。

マンデリンは、インドネシアのスマトラ島北部で生産されるコーヒーに対して、つけられている名前です。


しかし前述の通り、インドネシアにはマンデリン以外にも様々なコーヒーが生産されています。

「マンデリン」の由来



マンデリンの名前の由来について、少し解説します。


「地域名じゃないの?」と思われるかもしれませんが、じつは違うんです。

マンデリンとは、スマトラ島に住む部族の名前から取っているんです。

アラビカ種の生産量は全体の3割だけ



インドネシアのコーヒー生産量を、品種で大別してみます。

アラビカ種が3割で、残りの7割がロブスタ種です。


高品質なコーヒーに使われる、アラビカ種が少ないんですね。


じつは、もともとはアラビカ種のみを生産していました。

しかし、「ある原因」によって生産量は少なくなったんです。

ロブスタ種が多いのは、サビ病が原因



アラビカ種の生産が減少した要因は、1897年のサビ病の被害です。

サビ病によって、葉が枯れて光合成ができなくなり、コーヒー生産に壊滅的な打撃を与えてしまいました。


これを機に、病気に弱いアラビカ種から、病気に強いロブスタ種の生産が活発化したのです。

超希少コーヒー「コピ・ルアク」



インドネシアのコーヒーの中でも、ひときわ独特なのが「コピ・ルアク」です。

何かというと、ジャコウネコのウンチから作ったコーヒーなんです。


東南アジアに生息するジャコウネコは、完熟したコーヒーチェリーを好んで食べます。

食べた後に排出される糞を精製してコーヒーにしたものが、「コピ・ルアク」です。


味わいは、苦味が少なくスッキリしていて飲みやすいですよ。

匂いに関しても、それ系の匂いはしませんよ。


コピ・ルアクに関しては、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

>>ジャコウネコのウンチコーヒー「コピ・ルアク」について調べてみた【超高級です】

インドネシアはマンデリンだけじゃない!



代表的な「マンデリン」だけでなく、島ごとに生産方針が異なり、様々な品種を生産しています。

スマトラ島・スラウェシ島・ジャワ島あたりが主にメインの生産地で、それぞれ興味深いコーヒーを作っていますよ。


ぜひ、チェックしてみて下さいね。

インドネシアのコーヒーはどんな味わい?



こちらでは、インドネシア産のコーヒーの味わいについて解説していきます。

インドネシアは島ごとに味わいが異なります



前章で少し述べましたが、インドネシアは島ごとに生産方針や環境が異なります。

よって、味わいも違ってくるんですよ。


そして、インドネシアでは伝統的なコーヒー豆の精製方法を使って、興味深い味わいを生み出しているのです。

伝統的な精製方法「スマトラ式」



インドネシアの伝統的なコーヒー豆の精製方法は、「スマトラ式」または「ギリン・バサー」と呼ばれています。


インドネシアのコーヒーが持つ独特な味わいは、スマトラ式による精製が大きいんですよ。


主なコーヒー豆の精製方法は、ウォッシュドやナチュラルと呼ばれている精製方法を使っています。

しかし、インドネシアはその独特な環境から、独自の精製方法を用いるようになりました。

詳しい精製方法については、こちらで解説しています。

>>【味わいが変わる】コーヒーの精製方法とは?【ナチュラルやウォッシュドについて解説】

スマトラ島の特徴



インドネシアのコーヒー生産量の75%は、スマトラ島です。

味わいの特徴は、重厚なコクと少ない酸味、スパイスや木を感じるフレーバーが特徴的ですよ。

スラウェシ島の特徴



アラビカ種の割合が他の島よりも多いのが、スラウェシ島です。

なぜかというと、標高が国内で一番高く、コーヒー栽培に適した条件が整っているからなんです。

特に、タナ・トラジャ地区は最もコーヒー栽培に適しているので、品質も高いですよ。


味わいは、マイルドで酸味は少なく、スパイスやハーブのような香りを持っています。

ジャワ島の特徴



ロブスタ種の生産が一番多いのが、ジャワ島です。


大規模農園が多いのが特徴ですが、品質面でいうと、他の島と比較して少し劣りますね。

なぜかというと、標高が他の島よりも低いので高品質なコーヒーを生産するのにあまり向いていないんです。


しかし、一部標高が高い場所もあるので、アラビカ種生産も行われていますよ。


味わいは、重厚なボディと少なめの酸味、ワイルドで少し土っぽい風味が特徴ですね。

インドネシア産はぜひ、地域にもこだわってみましょう!



インドネシア産とはいっても、地域ごとに味わいは異なります。

ぜひ味わう際は、地域にもこだわってみましょうね。


スマトラ式は、インドネシア独自の精製方法ですので、他の国では味わえませんよ。

ぜひ、違いを堪能してみてはいかがでしょうか。

インドネシア式!バリ風コーヒーの飲み方を徹底解剖!



インドネシアでは、コーヒーの飲み方についても様々あります。

その中でも特に有名な、「バリ風」スタイルについてご紹介します。

インドネシアの伝統的な飲み方「バリ風コーヒー」



「バリ風コーヒー」とは、バリ島で親しまれているコーヒーの飲み方です。

普段口にするコーヒーのスタイルとは、かなり違っているので必見ですよ。

バリ風コーヒーのポイントは、極細挽き



バリ風のポイントについて、まず押さえておきましょう。

これは、1点だけです。


ポイントは、使用するコーヒーの挽き方が極細挽きであることです。

バリ風スタイルを試す場合は、極細挽きに対応したコーヒーミルを用意しておきましょう。

バリ風コーヒーの飲み方



それでは、簡単にバリ風コーヒーの飲み方をみていきましょう。

  1. カップに小さじ1杯程度のコーヒー粉を入れる
  2. 砂糖を入れる場合は、コーヒー粉と同じタイミングで入れる
  3. 1杯分のお湯を注いで、スプーンですぐかき混ぜる
  4. 1分ほどおく
  5. コーヒーの上澄みをすすって飲む


こんな感じです。

コーヒー粉を、直接カップに入れてしまうんですね。


わざわざ抽出器具を用意してドリップする手間がないのは、良いですね。

抽出器具がない方や、忙しい時間帯にコーヒーを飲みたいなら、この方法を試してみるといいですよ。

インドネシア式をぜひ、堪能してみましょう!



かなりワイルドな飲み方だと思いますが、これがインドネシア式なんですね。


非常に簡単なので、気軽にぜひ試してみて下さいね。

コーヒーはインドネシア産を使うと、より雰囲気が出ると思いますよ。

インドネシアコーヒーの重厚なコクをぜひ、味わってみては!



インドネシアのコーヒーに関するご紹介は、以上になります。


最後に追記として、インドネシア産のスペシャルティコーヒーを扱っているコーヒー豆の販売サイトを、2つほどご紹介します。

『Coffee Soldier(コーヒーソルジャー)』

『Mustache coffee roaster(マスタッシュコーヒーロースター)』


私も実際に豆を買っている、販売店さんです。


それから、コーヒーのドリップ方法についてまとめた記事もご紹介します。

>>【極上の一杯】美味しいドリップコーヒーの淹れ方【フードペアリングの解説あり】

>>【3つ穴構造】カリタ式ドリップコーヒーの淹れ方について徹底解説


カリタ式は、ドリップ初心者の方に超絶オススメですよ。


それでは、以上です。

-コーヒー, コーヒーその他

Copyright© daisukeblog , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.