「コーヒーに使う水って、何がいいのかな?」
「水道水でコーヒーを淹れても、美味しいのかな?」
「ついでに、市販の水でおすすめのものがあれば、教えてほしいな!」
こういった疑問にお答えします。
ちょっとだけ自己紹介
※記事の信頼性を保つために記載しています。
※少し長いので、ここは読み飛ばしてもらっても構いません。
自己紹介として、私とコーヒーの関わりについてお話します。
コーヒーにはまったのは、新卒の2014年頃。
それまでは、「ただの苦いだけの飲み物」としか思っていませんでした。
しかし、会社員になって家の近くのカフェでお茶したり、仕事したりする機会が増えてコーヒーを飲む機会が増えました。
あとは、当時セブンカフェのようなサービスが普及し始めたのも、同じような時期だったと思います。
今まで避けてきたコーヒーを改めて味わってみたら、
「あれ、意外と美味しいぞ!?」
と思ったのがきっかけです。
それから、コーヒーの魅力にとらわれてしまいました。
そして現在は、ほぼ毎日3〜4杯を欠かさず飲んでいます。
ただ、本格的にコーヒーを勉強し始めたのは2019年に入ってからです。
自分だけのお気に入りのコーヒーを探すべく、勉強している次第です。
続いて、記事の信頼性についてお話します。
ネット情報ですと、あまり信頼性の面で薄くなると感じています。
なので、記事の内容は本や雑誌、実際に自分で体験した情報をメインに載せています。
※どうしても調査できないものは、一部ネット情報を引用しています。
まだまだコーヒー素人の身ではありますが、記事の信頼性担保になれば幸いです。
コーヒーに使う水は何がいいのか調べてみた
コーヒーを淹れる時になくてはならないのが、水ですよね。
コーヒーの成分の中で、水はじつに99%を占めているんです。
では、コーヒーに最適な水とはどういったものなのか、解説していきます。
コーヒーに使う水は軟水がベスト
結論から申し上げると、コーヒーに最適なのは軟水です。
軟水を使用すれば、間違いなく美味しいドリップコーヒーを淹れることができます。
では、なぜ軟水が良いのでしょうか。
コーヒーの成分を邪魔しない
そもそも軟水とは何かというと、簡単にいえばミネラル分が少ない水のことです。
もっと詳しく言うと、水1リットルに対するマグネシウムとカルシウムの量が100mg未満の水のことをいいます。
ちなみに、100mg以上のものは硬水といいます。
軟水は口当たりがよく、クセがないのが特徴です。
ドリップコーヒーを淹れる場合は、ミネラル分が少ない方がコーヒー成分を邪魔しないのでおすすめです。
また、豆本来の味わいを楽しむことができますよ。
PH値は7以下が良い
軟水であることに加え、ph値は7以下であるとさらに良いです。
ph値とは、水溶液の性質を数値化して表すのに使います。
0〜14で表し、7が中性でそれ以下が酸性、それ以上がアルカリ性です。
つまりコーヒーに適しているのは、中性ということになります。
ちなみに、ph値が低めの水を使用すると、コーヒーの酸味をより感じやすくなります。ph
逆にph値が高めの水は、マイルドな味わいにしてコーヒーの酸味を中和させてくれます。
もし、コーヒーに使う水のph値を調べたい場合は、こちらの水質検査キットがおすすめですよ。
簡単にph値が調べられますので、1台持っておくと便利ですよ。
エスプレッソには硬水がおすすめ
ここまでは軟水を推してきました。
しかし、エスプレッソを淹れる場合は逆に硬水がおすすめですよ。
なぜかというと、ミネラル分が多い硬水を使うことで、苦味をより強調させてくれるため、相性が良いからです。
苦味を引き出してくれるという点では、深煎りのコーヒーにも合いますね。
水道水は使えるの?
それでは、水道水を使うのはどうなのでしょうか。
日本の水道水は、沖縄などの一部地域を除いてほぼ全域が軟水でかつ清潔です。
なので、ドリップコーヒーに水道水を使うのは特に問題ありません。
ただし、水道水はカルキ臭がする場合があります。
できれば、浄水器を使うか一度沸騰させてから使うのがおすすめですよ。
それから、一度冷めて沸かし直したお湯は、酸素が抜けてしまうためコーヒーに適さないです。
淹れるコーヒーによって水を使い分けてみよう
ドリップコーヒーを楽しむなら、軟水がおすすめです。
エスプレッソや深煎りコーヒーのような苦味の効いたコーヒーを味わうなら、硬水を使ってみましょう。
コーヒーをじっくり味わうなら、水の性質にもこだわってみましょうね。
次の章では、おすすめの軟水と硬水についてご紹介しますよ。
コーヒーに使うおすすめの軟水4選
こちらでは、市販されているおすすめの軟水を4つご紹介します。
コンビニやスーパーで見かけるものばかりですので、手軽に入手できますよ。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。
おすすめの軟水①:「コカコーラ・いろはす」
- 硬度:約28mg/L
- ph値:約7.0
クセが全くなく、口当たりがとても滑らかな軟水です。
ドリップコーヒーに、とても最適な水ですよ。
地域によって採水地が違いますが、品質にそこまで差はありませんので問題なしです。
おすすめの軟水②:「サントリー・南アルプスの天然水」
- 硬度:約30mg/L
- ph値:約7.0
コーヒー用の軟水として、申し分ないバランスです。
口当たりがさらっとしていて、コーヒーの邪魔をしません。
おすすめの軟水③:「大塚食品・クリスタルガイザー」
- 硬度:約40mg/L
- ph値:7.6
アメリカ産の軟水です。
飲み口が柔らかいので、コーヒーに使うと飲みやすさをサポートしてくれますよ。
おすすめの軟水④:「キリン・ボルヴィック」
- 硬度:約60mg/L
- ph値:7.0
名水の多いフランス産の軟水です。
市販の軟水の中でも、ミネラル分がちょうど良く含まれており、すっきりした味わいが特徴です。
コーヒーの成分も邪魔せずに、バランス良く仕上げてくれますよ。
コーヒーに使うおすすめの硬水3選
おすすめの軟水について、前章でご紹介しました。
続いては、エスプレッソや深煎りのコーヒーにおすすめの硬水をご紹介します。
おすすめの硬水①:「伊藤園・エビアン」
- 硬度:304mg/L
- ph値:7.2
日本でもかなり馴染みのある、フランス産の硬水です。
硬水の中でも硬度が低めなので、普段硬水に慣れていない日本人にも合いますよ。
硬水のお試しとして、エビアンから始めてみると良いですよ。
おすすめの硬水②:「ヴィッテル」
- 硬度:315mg/L
- ph値:7.8
こちらもフランス産の硬水で、エビアンよりも若干硬度とPH値が高いです。
口当たりは、それほどクセはないです。
コーヒーには、適度な苦味をプラスしてくれますよ。
おすすめの硬水③:「ネスレ・コントレックス」
- 硬度:1468mg/L
- ph値:7.4
こちらも同じく、フランス産の硬水です。
他の硬水に比べて、ミネラル分をかなり多分に含んでいることがわかります。
パンチの効いた苦味をプラスしたいなら、コントレックスを使うのがおすすめですよ。
コーヒーの水選びは重要な要素!ぜひこだわってみよう!
コーヒーに合う水についてご紹介しました。
ぜひ、軟水と硬水を使い分けてコーヒーをさらにこだわってみましょうね。
最後に、美味しいドリップコーヒーを淹れるための記事をこちらでご紹介しています。
【極上の一杯】美味しいドリップコーヒーの淹れ方【フードペアリングの解説あり】
水と合わせて淹れ方をマスターすれば、極上のコーヒーを味わえること間違いなしですよ。
それでは、以上です。