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【中国の新星】快進撃を続ける「ラッキンコーヒー」とは?【スタバとの熾烈な戦いを制するのはどちらだ!?】

投稿日:2019-07-30 更新日:



こんにちは。ダイスケです。

今、中国のコーヒー市場がものすごくホットです。


先日、このようなツイートをしました。


おはようございます。

朝のコーヒーニュースです。

>>スケールが先、利益は後 スタバを脅かす中国ラッキンコーヒーの戦略

テイクアウト特化、コストを抑えた戦略で、市場規模を拡大しています。

打倒スタバを掲げ、資金投入を惜しまない姿勢が中国企業らしいですね。



中国のコーヒー市場をホットにさせているのが、鹿のロゴマークがオシャレな「ラッキンコーヒー(luckin coffee / 瑞幸珈琲)」というコーヒーチェーンです。


本記事では、このラッキンコーヒーにスポットを当ててみました。


「ラッキンコーヒーとは、どんなコーヒーチェーンなの?」

「ラッキンコーヒーの登場で、中国のコーヒー市場は今後、どうなるの?」


こういった所について、解説していきます。

【中国の新星】快進撃を続ける「ラッキンコーヒー」とは?



2019年、中国のコーヒー市場が熱いです。


アジアを中心に世界的なコーヒー需要の高まりを見せる中、中国は怒涛の勢いでコーヒー消費量が伸びています。


その中心にあるのが、「ラッキンコーヒー(luckin coffee / 瑞幸珈琲)」です。

快進撃を続ける、中国コーヒーの新星



現在の中国のコーヒー市場は、「スターバックス」が首位を走っています。


しかし、そこに「待った!」をかけているのが、「ラッキンコーヒー(luckin coffee / 瑞幸珈琲)」です。

とんでもないスピードで成長を続けており、スターバックスを追い上げる勢いです。

現在、中国国内に限らず世界が注目しているコーヒーチェーンなんです。


一体どんなコーヒーチェーンなのか、深掘りしていきます。

2017年末に創業



猪突猛進の勢いで、市場規模を伸ばしているラッキンコーヒーですが、創業は2017年末のこと。


そして、1号店が開店したのは2018年1月です。

なんと、まだ1年半くらいしか経っていないんですよ。
(※2019年7月末時点)

2019年3月末時点で、2370店舗に急拡大



上海や北京といった大都市を中心に、破竹の勢いで店舗数はどんどん拡大していきました。


そして、2019年3月末時点で、なんと2370店舗に爆増。

単純計算すると、1日平均5店舗ペースで増やしています。


かなり異常なペースで、拡大していることがわかりますね。

2019年5月には、ナスダック上場



あれよあれよという間に、1年も経たないうちに時価総額は10億ドルを超え、ユニコーン企業に大化けしました。


そして2019年5月には、米ナスダック市場に上場しました。


名実ともに、ラッキンコーヒーは世界の注目を浴びる企業になったというわけですね。

特徴は「テイクアウト型」



ラッキンコーヒーの提供スタイルは、テイクアウト型です。


店内の装飾などの居心地の良さを提供する、スタバのような「体験型」とは、全く逆の方法を取っています。

せわしなく働く、中国人のライフスタイルに合っているのかもしれませんね。

テクノロジーを積極活用



さらにラッキンコーヒーの特徴として象徴的なのが、「テクノロジーの活用」ですね。


まず、コーヒーの注文は専用アプリからしかできません。

そして、支払いは完全キャッシュレス。

徹底した、デジタル路線ですね。


こうすることで、以下のようなメリットが得られます。

  • 行列がなくなる
  • コスト削減(人件費など)
  • 店舗の縮小化


出店する敷居が低くなりますから、出店ペースの後押しとなっていますね。

さらに、手軽に挽きたてコーヒーをすぐに飲めるという利便性が、中国人の需要をがっちり掴んでいるんですね。

価格はスタバより30%安い



価格面においても、スタバよりも優位性があります。

だいたい20〜30%程度、割安な値段になっています。


さらに、無料クーポンも魅力的ですね。

専用アプリには、「2杯買ったら、1杯無料」などのキャンペーンもあります。


こうしたお得感も演出することで、創業4か月足らずで、コーヒーを計500万杯も提供したのだとか。

スタバとの全面戦争!?



わずか1年半もの間に、中国のコーヒー市場を席巻している、ラッキンコーヒー。

中国のコーヒー市場の最大手「スターバックス」の背中に、どんどん近づいてきていますね。


スターバックスの現在の店舗数は、約3600店超ほど。

一方で、ラッキンコーヒーは前述の通り2370店ほど。


そして2019年末までに、ラッキンコーヒーは4500店以上に拡大するという目標を掲げています。

店舗数では、2019年度中にラッキンコーヒーがスタバを抜く可能性大ですね。


そして、テクノロジー面でも両者の争いは激化しています。

スタバは2018年8月にアジア圏最大手のIT企業「アリババ」と組み、新たなコーヒー販売のモデルを確立する動きを見せています。

これに対しラッキンコーヒーは、同じく2018年9月に同じく中国の大手IT企業「テンセント」と戦略提携を組みました。


今後はさらに、ラッキンコーヒーVSスタバの全面戦争が過熱していきそうですね。

日本への進出は?



ちなみに、日本への進出はあるのかどうかというところも気になりますね。

2019年7月末時点では、日本進出の情報はございません。


ラッキンコーヒーの強みである、テイクアウト型で、アプリ注文専用、かつ完全キャッシュレスのテクノロジーの活用という部分がネックになるかもしれません。


果たして、日本にすぐ浸透できるのかは、少し不透明ですね。

「ラッキンVSスタバ」の中国コーヒー市場は、これからどうなる!?



中国のコーヒー業界で快進撃を続ける、ラッキンコーヒーについての解説は以上となります。


2018年のラッキンコーヒーは、積極的な資金投入により、赤字が130億円に上っています。

しかし、これからも惜しまずに資金投入は続けていく姿勢を見せています。


2019年は、昨年以上に拡大を見せていくことが予想されます。

これからさらに、動向が気になりますね。


中国のコーヒー需要は、確実に伸びているので、中国コーヒーは世界も注目するホットスポットになりそうです。

今後も、注目していきましょう。


それでは、以上です。

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