集中力がなかなか続かないことって、よくありますよね。
「よし、やるぞ。」と気合いを入れたものの、
1時間ほど経つと、急に集中力が切れてスマホをいじりだしたり。
「 勉強していると、どうも集中力が続かないんだよな… 」
「 納期が迫っているから、もっと効率よく仕事を回せないかな…」
と思っている方も、多いのではないでしょうか。
集中力を簡単に高められる方法があれば、知りたいですよね。
そこで、今回オススメするのは、
ポモドーロテクニックを使った、時間管理術です。
ポモドーロテクニックをうまく活用すると、仕事を効率よくスムーズに回すことができるようになります。
私も、集中力を高めたい時によくポモドーロテクニックを使って仕事をします。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ポモドーロテクニックで集中力を高める
ポモドーロテクニックと聞いても、名前からはどんな時間管理術なのかピンときませんよね。
画期的な時間管理術が生まれた背景とは、一体何なのか。
そして、具体的なやり方と、得られる効果を解説していきます。
ポモドーロテクニックが生まれた背景
ポモドーロテクニックを発案した人は、イタリアの起業家で作家でもあるフランチェスコ・シリロという人物です。
シリロが大学生だった1987年、彼は大学の試験勉強に追われていて切羽詰まっていました。
「だめだ…、集中力が続かない…」
追い詰められたシリロを救ったのは、ポモドーロという「トマト」の品種の形をした、キッチンタイマーでした。
キッチンタイマーを2分にセットし、2分間は集中して勉強するという方法を試しました。
集中力が高まる最適な時間は、どれくらいか。
シリロは試行錯誤を重ね、ついに「25分+休憩5分」がもっとも集中力を高める時間の区切りだと気づきました。
2009年には、自費でポモドーロテクニックをまとめた本を出版しました。
これを皮切りに、画期的な時間管理術として世界的に知られるようになりました。
これが、ポモドーロテクニックが生まれた背景なのです。
準備するもの
ポモドーロテクニックを実践するにあたって準備するものは、キッチンタイマーです。(トマトの形じゃなくてもいいですよ。)
時間を計れるものならなんでも大丈夫です。
それから、何を作業するのかをまとめたシート(やることリストのようなもの)も用意しましょう。
ポモドーロテクニックのやり方
以下の手順で進めていきます。
- 事前にやるべき作業内容を決める
- キッチンタイマーを25分にセット
- 25分間作業を行う
- タイマーが鳴ったら作業を止め、やることリストにチェック
- 5分間の休憩(コーヒーブレイクや瞑想など)
- 1〜5のサイクルを合計4回続ける
- 4回続けた後20〜30分の休憩を入れる
1〜7の手順で作業を行います。
ポモドーロテクニックによって得られる効果
25分を集中して取り組むテクニックは、
集中する時間が自然と増える
4回のサイクルは合計で120分です。
そのうち集中する時間は25分×4回で100分です。
100分を休憩を挟まず継続して集中するというのは、とてもしんどいですよね。
休憩をこまめに挟む方が、効率が良いことがわかります。
時間に対する意識が変わる
普段、時間を細かく区切って仕事をする人はどれだけいるでしょうか。
時間に対する意識がポモドーロテクニックによって高まります。
例えば、知人に飲み会に誘われたとします。
「飲み会2時間か。2時間あればポモドーロテクニック1回回して勉強できるから今日はやめとこう。」
といった感じで、時間に対する意識が変わっていきます。
考える力がつく
ポモドーロテクニックを何度も回していくと、
どういった作業の進め方をすれば、25分の中で仕事を終わらせることができるかを考えるようになります。
頭を使ってトライアンドエラーを繰り返す習慣が身につきますよ。
ポモドーロテクニックをうまく使って時間をうまくコントロールしよう
ポモドーロテクニックを活用することで、集中力を高め仕事を効率よく回していくことができます。
まずは、1日1回から実践してみましょう。
時間に追われる生活から、時間を支配する生活にシフトチェンジして、仕事を充実させましょう。
それでは、また。